１0年着れるインディゴ染めニット

2024年11月25日 2024年11月27日

ウェブ管理者エシカルファッション協議会

エシカルファッションアイテムを紹介する新コーナー、『エシカルなとっておき』です。

エシカルファッションって何？どんなことを基準に選べばいいの？など、そのアイテムの良さと一緒にお伝えします。
今回は、「このいとtsumugu紡（このいとつむぐ）」のインディゴニットのカーディガンです。

藍染から始まったジャパンブルーの色

このカーディガンの特徴でもある色は、綿の糸をインディゴ染料で染めて作られています。藍染の起源は非常に古く、世界で最も古い染料とも言われています。日本には中国を通じて平安時代に伝わりました。戦国時代の武将たちは下着に藍染を纏っていたそうです。その理由は、藍の持つ消臭効果や抗菌作用にあったと言われています。何日も着替えずに戦うことが多かった武将にとって、これは非常に合理的な選択だったのでしょう。

「ジャパンブルー」として海外からもその美しさを評価された藍色を、私たち日本人は大切にしてゆきたいものですね。

インディゴ染めには分子の結合が弱いため色落ちしやすいというリスクがありますが、このニットはジーンズと同じ中白（糸の芯まで染まっていない）で染められているため、着るほど、洗うほどに色落ちし、独特の風合いが出てきます。着る人は色落ちを楽しみながら、長く愛用することができます。

貴重な糸を無駄にしない無縫製ニット

このニットは、ホールガーメント®という技術で編まれた無縫製のニットです。通常のニット製品やカットソー製品は、パーツを編んでから裁断する工程があり、材料が無駄になることがあります。しかし、ホールガーメントニットは必要な分の糸だけを使って編まれるため、捨てる糸がほとんどありません。

無縫製であるため、通常は脇や袖下、袖付け部分に縫い目がありません。そのため、素肌に着ても優しい肌触りです。綿のニット製品でも、縫い目にポリエステルやポリウレタンの糸を使っていることが多いですが、この無縫製ニットにはその心配がありません。肌が敏感な方でも、安心して着ることができます。

長く着ることで表情が出てくるパッチワーク柄

長く着ることで表情が出てくるパッチワーク柄このカーディガンは、様々な編み模様をパッチワークのようにつないでいます。長く着ることでインディゴ糸の表面が少しずつ色落ちし、表情豊かな柄が際立ちます。江戸時代の人々が、藍染の半纏を繕ったり補強したりしながら愛用していたように、穴が開いたり傷んだところを継ぎあてしたり、ハンドステッチで繕ったりと育ててゆけたら素敵ですね。また、ニットがお洗濯で縮んでサイズが合わなくなった経験はありませんか？このニットは、デニムの洗い加工工場で一度洗い加工を施していますので、着用後に縮むことはまずありません。むしろ伸びてきたなと感じたら、少しタンブラー乾燥すれば良いとのこと。もちろん、家庭洗濯もできます。色移りを避けるために必ず単独で、手洗いもしくは、洗濯ネットに入れて洗濯機の手洗いモードで洗うだけでOK。ネットの中で動かないように、ネットは小さめを選びましょう。干すときに伸びてしまうのを避けるため、平干しし、乾いたらハンガーにかけっぱなしではなく、たたんで収納してください。

長く着ることで表情が出てくるパッチワーク柄

このカーディガンは、様々な編み模様をパッチワークのようにつなぎ合わせています。長く着ることで、インディゴ糸の表面が少しずつ色落ちし、表情豊かな柄が際立ちます。江戸時代の人々が、藍染の半纏を繕ったり補強したりしながら愛用していたように、穴が開いたり傷んだ部分を継ぎ当てしたり、ハンドステッチで繕ったりして育てていくのも素敵ですね。

また、ニットがお洗濯で縮んでサイズが合わなくなる経験はありませんか？このニットは、デニムの洗い加工工場で一度洗い加工を施しているため、着用後に縮むことはほとんどありません。むしろ、伸びてきたと感じたら、少しタンブラー乾燥すれば良いのです。

もちろん、家庭での洗濯も可能です。色移りを避けるために必ず単独で手洗いするか、洗濯ネットに入れて洗濯機の手洗いモードで洗ってください。ネットの中で動かないように、ネットは小さめのものを選びましょう。干すときに伸びてしまうのを避けるため、平干しし、乾いたらハンガーにかけっぱなしにせず、たたんで収納してください。